2021/06/02 15:38

令和3年度東京都立看護専門学校一般入試

英語数学国語の解答解説書を書きながら気づいたことをお話したいと思います


「英語」


都立看護の英語では

単語の並べ替え問題は毎年出題されています


しかし昨年度4⃣では

段落の並べ替え問題が出題されました


これまでにない新傾向問題でしたので

当惑された受験生も多かったと思います


今年度4⃣では

図表の読み取り問題が出題されました


図表の読み取りなどに慣れていないと

困惑された受験生も多かったのではないでしょうか


ただ本文中では図表の説明がなされていたので

英文が正しく読み取れれば問題なかったかもしれません


英語4⃣は例年意欲的な問題が出題されています

今後もこの傾向が続くと予想されます


「数学」


今年の数学の特徴は

計算力と論理力にあります


計算力では

問16「立体図形の問題」と問20「データ分析」


まず問16「立体図形の問題」では

立体図形の頂点から底面に下した垂線の足の長さが問われました


さらに問20「データ分析」では

2つのデータをあわせた標準偏差が問われました


どうやって解くかその解き方の理解に加え

正確な計算力が求められました


都立看護一般入試の受験を考えている人は

相当な準備が必要です


論理力では

問18「命題の真偽」と問19「箱ひげ図」


まず問18「命題の真偽」では

「十分条件」と「必要条件」が問われました


苦手な受験生は多いと思います

ここも準備は不可欠です


さらに問19「箱ひげ図」からは

図の意味が読み取れるかどうかが問われました


そもそも箱ひげ図それ自体を理解していないと

ダメです


箱ひげ図は毎年出題されています

重要項目ということです


「国語」


選択肢の文が

3行にも及ぶ設問がありました


本文と選択肢

両方の読解力が問われていると思います


看護学校は入学後も

テキストや資料を読み取る力が問われます


文章読解力のある人を取りたいような気がします

入試問題は看護学校から受験生へのメッセージですから